2011年6月21日火曜日

6月28日(火)ASBセミナー 「スチュアート・ハート教授来日記念シンポジウム『BOPビジネスの最先端』」

もう満席で閉め切られてしまったようですね。
プラハラード亡き後BOPと言えばスチュアート・ハートですからね。
一瞬で定員オーバーだったそうです。

僕は太田ゼミのゼミ生としてお手伝いをかねて立ち見してきます。
また感想はブログに書こうと思います。

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ASBセミナー
「スチュアート・ハート教授来日記念シンポジウム『BOPビジネスの最先端』」

日時: 2011年6月28日(火) 14:30-17:30 (開場 14:00)

プログラム:

【第1部】基調講演:“Next Generation Strategies for the Base of the Pyramid”, Professor Stuart L.Hart, Johnson School of Management, Cornell University

【第2部】プレゼンテーション 及び パネルディスカッション: 「BOPビジネスの実践と、乗り越えるべき課題」~世界の潮流と日本の役割~

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2009年は、日本におけるBOP(Base of the pyramid)ビジネスの元年と呼ばれるように、BOPビジネスの重要性が急速に浸透した。企業が先進国市場から新興国市場へと力点を置き換えている中、BOP市場は最後の巨大市場とも、新興国市場で勝者となるためのキー市場とも、リバースイノベーションを生み出す市場とも捉えられる。また、ビジネスのノウハウを、国際開発領域に取り入れるその手法は、貧困等のグローバルイシューを継続的に解決するというイノベーションをこの世界にもたらすと、企業のみならず、各国政府機関、援助機関、国際機関、NGO等からも注目されている。

早稲田大学アジア・サービス・ビジネス(ASB)研究所では、この度BOPビジネス支援センターを運営する経済産業省、JICA、ジェトロ、野村総合研究所と連携し、コーネル大学スチュアートハート教授をお招きし、BOPビジネスの可能性を模索するシンポジウムを開催する。

今回約20年ぶりに来日されたスチュアートハート教授は、故CKプラハラード教授とともに、このBOPビジネスの概念を初めて提唱したBOPビジネスの権威であり、それと同時に、SCジョンソン、デュポン、HP、テトラパック等の多国籍企業のBOPビジネスの取り組みを実践的にサポートしてきた人物である。

また、スチュアートハート教授は、1997年に「Beyond Greening: Strategies for a Sustainable World」で、マッキンゼー賞を受賞しており、環境ビジネス業界における権威でもある。
そのため、近年では、中国において、BOPビジネスとクリーンテックビジネスを融合した「グリーンリープ」という途上国に向けた環境ビジネスと、そこで孵化されたイノベーションの先進国市場への適応を目指したイニシアティブを積極的に推進されている。

本シンポジウムでは、スチュアートハート教授から、BOPビジネス、さらにはグリーンリープビジネスの実態と実践手法を提示いただくことにより、BOPビジネスの可能性を描き出す。また、経済産業省、JICA、野村総合研究所と日本のBOPビジネスを先導してきた組織とのパネルディスカッションにより、BOPビジネスによって収益を生み出していくためのポイント、展開初期段階に陥る課題、新時代の産官学連携のあり方を明らかにしていく。

プログラム:
14:30-14:35 開会挨拶 早稲田大学ASB研究所長 太田 正孝
14:35-15:35 基調講演「Next Generation Strategies for the Base of the Pyramid」コーネル大学ジョンソンスクール教授 スチュアート・L・ハート
15:35-15:45 休憩
15:45-17:05 プレゼンテーション 及び パネルディスカッション 「BOPビジネスの実践と、乗り越えるべき課題」~世界の潮流と日本の役割~

スチュアート・L・ハート
コーネル大学ジョンソンスクール教授
1997年に“Beyond Greening: Strategies for a Sustainable World”でマッキンゼー賞を受賞。
2002年に、ミシガン大学C.K.プラハラード教授とともに、”The Fortune at the Bottom of the Pyramid”の記事を執筆、BoPビジネスの概念を提唱する。以来、SCジョンソン、デュポン、HP、テトラパック等の多国籍企業のBOPビジネスの取り組みを実践的にサポートしてきたBoPビジネスの権威である。著書に「未来をつくる資本主義」(英治出版)等がある。

関連図書
参加するまでに二つは読めないので、とりあえずネクスト・マーケットだけでも読んでおくつもり。

未来をつくる資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか [DIPシリーズ]
気候変動、エネルギー問題、人口増加、テロリズム……深刻化する世界の難問はビジネスが解決する!

真の「持続可能なグローバル企業」とは、世界の貧困国のクオリティ・オブ・ライフを高め、
後世のために地球の生体系の健全性を守るビジネスを創造し、なおかつ利益を上げる企業である。

21世紀に求められるのは、多くの犠牲を払い少数に富をもたらした産業革命の資本主義ではなく、経済ピラミッドの底辺に想像を絶する莫大なビジネスチャンスをつくり、既存企業の地位を奪う、新しいダイナミックなグローバル資本主義である。

人類を持続可能な社会へ導くのは、この世の中で企業しかない!

●「持続可能性」とは、どういうことなのか?
●テロリズムの根源は、「持続不可能な発展」である
●我々は「環境保護」が「企業の利益」につながらないと誤解していた
●「環境保護」を超えた企業戦略とは?
●既存技術を破壊し、明日の技術を育てる有望な場所を探す
●40億人ものBOP(経済ピラミッドの底辺)市場に目を向ければ、まったく気づかなかったビジネスチャンスが見えてくる

ネクスト・マーケット――「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略
世界には、1日2ドル未満で生活する貧困層が40億人いる。本書は、経済ピラミッドの底辺に位置するこの貧困層(Bottom of the Pyramid=BOP)こそ、今後急速に成長する魅力的な市場だと指摘。企業は彼らを、慈善や援助の相手としてはなく、ビジネスの対象として重視すべきと主張する。
貧困層を「顧客」や「消費者」に変えるには、先進国向けの製品・サービスに少し手を加えるといった対応では不十分。技術、製品・サービス、ビジネスモデルそのもののイノベーションが欠かせない。

BOP市場の基本となるのは、「パッケージ単位が小さく、1単位当たりの利潤も低い。市場規模は大きいが、少ない運転資本でも利益を出せる」ビジネス。例えば、米P&Gは低収入で現金不足のBOPに消費力を作り出すため、「使い切りパック」のシャンプーを販売した。ブラジルの家電チェーンは無理のない利子とカウンセリングで、BOPにも高品質な家電が買えるようにした。その他、医療、金融サービス、農業関連ビジネスなど様々な分野の成功事例も詳しく解説する。

BOP市場に参入することで得たノウハウ、実現したイノベーションは、先進国市場でも活用でき、企業の成長、発展に大いにつながると説いている。

【「BOPビジネス」の大潮流を生んだベストセラー、さらに深い洞察と最新事例を加えた増補改訂版】

◆BOP市場から生まれる、世界規模のイノベーション――40億人のエネルギーが世界を変える◆

世界40億人の「BOP」、すなわち経済ピラミッドの底辺(ボトム・オブ・ピラミッド)に位置する貧困層。一日2ドル未満で生活するこの層の人々を、我々はビジネスの相手として無視してはいないだろうか? しかし彼らにも多様なニーズがあり、消費や所得向上への飽くなき意欲がある。先進国市場の常識にとらわれず、BOP市場に合わせたアプローチをとれば、我々は「貧困層」を「顧客」に変え、巨大な市場を生み出せる。そして貧困削減にも多大な貢献ができるのだ。

――2004年の初版刊行以来、著者のこうした主張は多方面から絶大な支持を得て、BOP市場開拓の動きを世界中で生み出してきた。いまやBOPは巨大市場というだけでなく、全世界に波及するイノベーションのプラットフォームと見なされている。また、ビジネスだけでなく、企業の社会的責任、開発支援、公共政策、非営利セクター、持続可能性といった分野でも、BOPへの関心は顕著に高まっている。

増補改訂版となる本書では、ますます加速するBOP市場の最新動向を踏まえ、新たな章や事例、各界リーダーからの寄稿を追加。骨太の理論と豊富なケーススタディを通して、動き始めた巨大市場の実状と、ビジネスと企業、そしてグローバル経済の未来が見えてくる。(付録のCD-ROMにはケーススタディの関連映像を収録)

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