2010年8月9日月曜日

春学期の授業の採点 マーケティングI

自分自身の、ではなく、講義の採点


マーケティングI = 85点

オンゾウ先生の授業の間は

「マーケティングの基礎」

というよりは、

「より発展的で専門的な概念のエッセンス」

があった。

それは例えばブランド論だし、コモディティ化市場の戦い方だった。

特にコモディティ化の話は現実のビジネスの世界とフィットしていて、
その著書で提示されている内容も味わい深い。

コモディティ化というととうもろこしやら、農作物を思い浮かべるのだが、
ここで題材になるのは、決してそういった一次産業の生産物ではなく
製造業のような付加価値の高いと思われている産業の商品である。

実際問題、差別化要素が消費者の理解を超え始め、
価格競争に陥っている業界の方には特におすすめである。

↓これ






一方で守口先生に代わってからは、
逆にマーケティングの基礎のような話になった。

正直、そんなの教科書読めばわかるよ

って内容だったのでげんなり。

それなりに面白い事例も聞けたので満足といえば満足

ということで総合的に判断すると85点くらい。

ストーリーとしての競争戦略

グローバル・サービスビジネスモジュールのゼミで紹介された

「ストーリとしての競争戦略」を読んだ。


いくつか大切なポイントはあると思うものの、
全体的に話が冗長、
同じ内容を事例を変えて繰り返し繰り返し述べているので
途中から飽き飽きして読み飛ばしました。


正直おすすめはできません。

マネージャー以上の人はエッセンスは理解しておいた方がいい。
そのレベルです。

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
楠木 建

東洋経済新報社 2010-04-23
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