2010年8月18日水曜日

春学期の授業の採点 グローバルビジネス理論

グローバルビジネス理論=85点

この授業は判断が非常に難しい

グローバルビジネス"理論"というだけあって
アカデミックな色が強い授業だった

具体的には↓この教科書をベースに






毎週担当者が、各理論の概要をまとめたレジュメを発表、
また、その理論の内容に関して担当者が用意したテーマで議論を行うのだが

授業の前半戦はかなり古い時代(1960年代頃から)の理論から入るので、
「ぽかーん」って感じになる可能性大

ただし、後半になって現代のグローバルビジネスの理論を学び始めると
過去の理論的展開の経緯を理解していると一気に理解が深まる

特にプロダクトサイクル理論、トランスナショナル、メタナショナルのあたりは
ものすごく面白い

この授業を受けておくことで、
修士論文を書くベースの知識は習得できると思うし、
修士論文にちんぷんかんぷんな事を書くことはなくなる気がする

ちなみに教科書を自分で読むだけだと理解がしきれなかったり、
間違った理解のまま進んでしまうと思います
(教科書としては失格か・・・)

MBAだからといって実務的な授業ばかりでは
飽きが来るような僕のようなタイプの人間にはもってこいの授業でした
(逆に実務中心に考えている方にはおすすめできません)

春学期の授業の採点 財務分析と財務管理

財務分析と財務管理=85点

授業の基本は、財務諸表をベースに比率分析などを行なった上で、
チーム内でディスカッションしその後クラスディスカッションという流れ

ファイナンスの授業と同じかもしれないが、
財務分析を専門でやるような職業じゃない人は相当楽しめると思う

僕自身は財務分析は好きだったので趣味で勉強していましたが、
実際に財務諸表をひたする分析するというところまでは
手を動かすのが億劫でやりませんでした


そういう意味でこの授業は、
毎週同業界の二つの企業の財務諸表を分析するので
実際に手を動かしてやってみるという経験値を積むことができる

さらに自分だけでは気づかないようなポイントも
チームディスカッション、クラスディスカッションを通して明らかになるし
最後に西山先生がディスカッションでは出てこなかった
財務諸表のデータの注意点や傾向をまとめてくれるので、より深い見方も身につく


ただ、毎週二つの企業の財務分析をやるってのは結構ハードだった
西山先生自身も不安だったようで、
「全日の人がやっている内容をベースに考えたから、ちょっと厳しいですかね?」
って聞いてくれるぐらいでした

普段から財務分析を仕事でやっている人にはそれほどでもなくても
やっていない人は予習が大変だと思います

ただ、春学期の授業の中では一番実践的な授業で、楽しく学べる授業だと思います