2011年6月26日日曜日

マジックマウスのカーソル速度を変更する

ちょっと前に修論を書くために、MacBook Air を購入。

これは本当に異次元のマシンだね。
すげー使いやすい。

いままでウィンドウズにこだわってたのはなんだったのかって感じ。
オフィスシリーズも全く問題なし。

で、そのとき一緒に買ったのがMagic Mouse (マジックマウス)
形もかっこいいし、使い勝手もそこそこなんだけど、
一つだけ致命的な欠陥があった。

それがカーソル速度。
デフォルトの設定では最速の設定にしてもカメさん。

だから、ここ1ヶ月くらい使うのをあきらめてた。
でも、せっかく買ったし、パワポで資料作るときはマウス使いたいし、
かといってダサイのを使うのもなんだかなって感じだった。

しょうがないので調べてみたら、
ちょっとだけ作業すれば簡単に設定を変更できた。

学校に通ってる友達の中にも、
カーソル速度がかえられずに困ってる友人もいたので、一応ここに備忘録がてら書いておく。


1. アプリケーションフォルダの中の「ユーティリティ」フォルダを開く
2.「ユーティリティ」フォルダの中にある「ターミナル」を開く
3.ターミナルで以下のコマンドラインで現在の設定を確認する

<カーソル速度確認用コマンドライン>
defaults read "Apple Global Domain" com.apple. mouse.scaling
で[Enter]キーを押下
「3」が表示される(これがデフォルト設定)

<カーソル速度設定用コマンドライン>
defaults write "Apple Global Domain" com.apple. mouse.scaling 14
で[Enter]を押下
「14」の部分が設定したい速度

でここまで終わったらMacを再起動。

再起動後はマウスのカーソル速度が早くなっているはず。

ちなみにこれはマウスの場合で、
トラックパッドの場合は別のコマンドになります。
念のためトラックパッドの場合のシェルコマンドも書いておきます。

<カーソル速度確認用コマンドライン(トラックパッド)>
defaults read "Apple Global Domain" com.apple.trackpad.scaling
[Enter]

<カーソル速度設定用コマンドライン(トラックパッド)>
defaults write "Apple Global Domain" com.apple.trackpad.scaling 14
で[Enter]を押下
「14」の部分が設定したい速度

これでマジックマウス、トラックパッドも快適に使えるようになります。

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2011年6月22日水曜日

6月29日(水)ASBセミナー 「ヘールト・ホフステッド教授の異文化マネジメントセミナー:『文化の影響力に終焉はない』」

こちらも参加。
ホフステッドはご存じない方も多いかもしれませんが、
異文化マネジメント業界では超重要人物。
その世界では多文化世界はあまりにも有名。
まだ満席ではないようなので、時間のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

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ASBセミナー
ヘールト・ホフステッド教授の異文化マネジメントセミナー:
『文化の影響力に終焉はない』

日時: 2011年6月29日(水) 15:00-17:00(開場 14:30)

講演:“Culture’s Continuing Consequences”

Professor Dr. Geert Hofstede, Emeritus, University of Maastricht

内容詳細
ビジネスはあらゆる次元で国際化が進んでいます。とりわけ、21 世紀に入ってからのヒトの国際化は目を見張るばかりであり、日本において今ほど異文化マネジメント(Cross-Cultural Management)の必要性が増している時は無いでしょう。

一つは個人としての必要性です。成功する国際ビジネスパーソンの要件は語学、経営知識、異文化マネジメントの3つと言われます。先の2つは様々な学ぶ場や方法論が提供されていますが、異文化マネジメントを学ぶ場や方法論は、日本国内ではあまり広まっているとは言えません。

もう一つは組織としての必要です。国際ビジネスを行う上で製品やサービスの優秀さだけで優位性を構築することは難しくなってきました。現地文化の正しい理解と適応、さらには、関与する多くの個別文化の価値観やコンテクストをグローバルにどうバランスさせるかで差がつくケースが増えてきています。

そのためには異文化マネジメントが必須です。実際に、欧米のみならずアジアでも異文化マネジメント研究熱は高まっています。

多文化世界』の著者である G.Hofstede 先生は、50 カ国に及ぶ 11 万 6 千人を対象に国民文化を調査し、世界で初めて実証的かつ体系的に国民文化の違いについて示しました。この研究は異文化研究のパイオニア的存在であり、最初の出版から30 年を経た現在も国際ビジネス研究の金字塔として参照され続けています。

Hofstede 先生は、最も論文引用の多い研究者であります。また Hofstede model は国際経営のフィールドにとどまらず、国際マーケテイングの展開においても参照、活用されています。今回は、Hofstede 先生ご本人をお招きし、異文化マネジメントの本質を語っていただきます。

研究者の方のみならず、国際ビジネスを展開される企業の方にとっても非常に意義深いセミナーになると思います。

日 時: 2011 年 6 月 29 日(水) 15:00-17:00 (開場 14:30)

主催・共催: 早稲田大学ASB研究所主催、国際ビジネス研究学会共催

場 所: 早稲田大学 小野記念講 (27 号館地下 2 階)

地図: http://wasedabunka.jp/about/access

参 加 費 用:: 無 料

定 員: 200 名 ※参加申込が定員を上回った場合は、先着順とさせていただきます。

プログラム:
15:00-15:10 開会挨拶 早稲田大学ASB研究所長 太 田 正 孝
15:15-16:45 基調講演 “Culture’s Continuing Consequences”ヘールト・ホフステッド教授
16:45-17:00 質疑応答

参加方法:
御返信用FAX用紙に御記載いただいた上で、下記までご送付ください。
早稲田大学ASB研究所
「異文化マネジメントセミナー」事務局 担当 鍔山 宛
FAX: 03(5286)8863
申し込み締め切り: 2011 年 6 月 17 日(金)17:00
当日は、そのまま会場へお越しください。満員となり出席が難しい場合は、連絡いたします。

お問合わせ
早稲田大学ASB研究所 「異文化マネジメントセミナー」事務局
担当 鍔山 /Tel: 03(5285)0265

講演者の御紹介
1928 年、オランダに生まれる。
1967 年、オランダのフローニンゲン大学において社会心理学の分野で博士号を取得。
「異文化間協力に関する研究所」所長(IRIC、オランダ・マーストリヒト、リンブルフ大学)、ヨーロッパ経営管理研修所(IMD、スイス・ローザンヌ)、ヨーロッパ経営大学院(INSEAD、フランス・フォンテーヌブロー)、ヨーロッパ経営高等研究所(EIASM、ベルギー・ブリュッセル)の組織行動論、経営論の教授を歴任。邦訳された著作として、『予算統制の行動科学』(藤田忠監訳、ダイヤモンド社、1976年)、『経営文化の国際比較』(萬成博・安藤文四郎監訳、産業能率大学出版部、1984年)、『多文化世界』(岩井紀子、岩井八郎訳、有斐閣、1995年)がある。

関連図書
これは論文用に少しずつ読んでるんだけど、講演までにもう一回ポイントだけでも読んでおこうと思う。
多文化世界―違いを学び共存への道を探る
50カ国+3地域のIBM社員の意識調査等の緻密な分析が、各国の「ものの考え方」「行動の仕方」のリアルな理解を可能にした。異文化理解はいまや世界中の責任感ある市民にとって必修課目である。

2011年6月21日火曜日

6月28日(火)ASBセミナー 「スチュアート・ハート教授来日記念シンポジウム『BOPビジネスの最先端』」

もう満席で閉め切られてしまったようですね。
プラハラード亡き後BOPと言えばスチュアート・ハートですからね。
一瞬で定員オーバーだったそうです。

僕は太田ゼミのゼミ生としてお手伝いをかねて立ち見してきます。
また感想はブログに書こうと思います。

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ASBセミナー
「スチュアート・ハート教授来日記念シンポジウム『BOPビジネスの最先端』」

日時: 2011年6月28日(火) 14:30-17:30 (開場 14:00)

プログラム:

【第1部】基調講演:“Next Generation Strategies for the Base of the Pyramid”, Professor Stuart L.Hart, Johnson School of Management, Cornell University

【第2部】プレゼンテーション 及び パネルディスカッション: 「BOPビジネスの実践と、乗り越えるべき課題」~世界の潮流と日本の役割~

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2009年は、日本におけるBOP(Base of the pyramid)ビジネスの元年と呼ばれるように、BOPビジネスの重要性が急速に浸透した。企業が先進国市場から新興国市場へと力点を置き換えている中、BOP市場は最後の巨大市場とも、新興国市場で勝者となるためのキー市場とも、リバースイノベーションを生み出す市場とも捉えられる。また、ビジネスのノウハウを、国際開発領域に取り入れるその手法は、貧困等のグローバルイシューを継続的に解決するというイノベーションをこの世界にもたらすと、企業のみならず、各国政府機関、援助機関、国際機関、NGO等からも注目されている。

早稲田大学アジア・サービス・ビジネス(ASB)研究所では、この度BOPビジネス支援センターを運営する経済産業省、JICA、ジェトロ、野村総合研究所と連携し、コーネル大学スチュアートハート教授をお招きし、BOPビジネスの可能性を模索するシンポジウムを開催する。

今回約20年ぶりに来日されたスチュアートハート教授は、故CKプラハラード教授とともに、このBOPビジネスの概念を初めて提唱したBOPビジネスの権威であり、それと同時に、SCジョンソン、デュポン、HP、テトラパック等の多国籍企業のBOPビジネスの取り組みを実践的にサポートしてきた人物である。

また、スチュアートハート教授は、1997年に「Beyond Greening: Strategies for a Sustainable World」で、マッキンゼー賞を受賞しており、環境ビジネス業界における権威でもある。
そのため、近年では、中国において、BOPビジネスとクリーンテックビジネスを融合した「グリーンリープ」という途上国に向けた環境ビジネスと、そこで孵化されたイノベーションの先進国市場への適応を目指したイニシアティブを積極的に推進されている。

本シンポジウムでは、スチュアートハート教授から、BOPビジネス、さらにはグリーンリープビジネスの実態と実践手法を提示いただくことにより、BOPビジネスの可能性を描き出す。また、経済産業省、JICA、野村総合研究所と日本のBOPビジネスを先導してきた組織とのパネルディスカッションにより、BOPビジネスによって収益を生み出していくためのポイント、展開初期段階に陥る課題、新時代の産官学連携のあり方を明らかにしていく。

プログラム:
14:30-14:35 開会挨拶 早稲田大学ASB研究所長 太田 正孝
14:35-15:35 基調講演「Next Generation Strategies for the Base of the Pyramid」コーネル大学ジョンソンスクール教授 スチュアート・L・ハート
15:35-15:45 休憩
15:45-17:05 プレゼンテーション 及び パネルディスカッション 「BOPビジネスの実践と、乗り越えるべき課題」~世界の潮流と日本の役割~

スチュアート・L・ハート
コーネル大学ジョンソンスクール教授
1997年に“Beyond Greening: Strategies for a Sustainable World”でマッキンゼー賞を受賞。
2002年に、ミシガン大学C.K.プラハラード教授とともに、”The Fortune at the Bottom of the Pyramid”の記事を執筆、BoPビジネスの概念を提唱する。以来、SCジョンソン、デュポン、HP、テトラパック等の多国籍企業のBOPビジネスの取り組みを実践的にサポートしてきたBoPビジネスの権威である。著書に「未来をつくる資本主義」(英治出版)等がある。

関連図書
参加するまでに二つは読めないので、とりあえずネクスト・マーケットだけでも読んでおくつもり。

未来をつくる資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか [DIPシリーズ]
気候変動、エネルギー問題、人口増加、テロリズム……深刻化する世界の難問はビジネスが解決する!

真の「持続可能なグローバル企業」とは、世界の貧困国のクオリティ・オブ・ライフを高め、
後世のために地球の生体系の健全性を守るビジネスを創造し、なおかつ利益を上げる企業である。

21世紀に求められるのは、多くの犠牲を払い少数に富をもたらした産業革命の資本主義ではなく、経済ピラミッドの底辺に想像を絶する莫大なビジネスチャンスをつくり、既存企業の地位を奪う、新しいダイナミックなグローバル資本主義である。

人類を持続可能な社会へ導くのは、この世の中で企業しかない!

●「持続可能性」とは、どういうことなのか?
●テロリズムの根源は、「持続不可能な発展」である
●我々は「環境保護」が「企業の利益」につながらないと誤解していた
●「環境保護」を超えた企業戦略とは?
●既存技術を破壊し、明日の技術を育てる有望な場所を探す
●40億人ものBOP(経済ピラミッドの底辺)市場に目を向ければ、まったく気づかなかったビジネスチャンスが見えてくる

ネクスト・マーケット――「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略
世界には、1日2ドル未満で生活する貧困層が40億人いる。本書は、経済ピラミッドの底辺に位置するこの貧困層(Bottom of the Pyramid=BOP)こそ、今後急速に成長する魅力的な市場だと指摘。企業は彼らを、慈善や援助の相手としてはなく、ビジネスの対象として重視すべきと主張する。
貧困層を「顧客」や「消費者」に変えるには、先進国向けの製品・サービスに少し手を加えるといった対応では不十分。技術、製品・サービス、ビジネスモデルそのもののイノベーションが欠かせない。

BOP市場の基本となるのは、「パッケージ単位が小さく、1単位当たりの利潤も低い。市場規模は大きいが、少ない運転資本でも利益を出せる」ビジネス。例えば、米P&Gは低収入で現金不足のBOPに消費力を作り出すため、「使い切りパック」のシャンプーを販売した。ブラジルの家電チェーンは無理のない利子とカウンセリングで、BOPにも高品質な家電が買えるようにした。その他、医療、金融サービス、農業関連ビジネスなど様々な分野の成功事例も詳しく解説する。

BOP市場に参入することで得たノウハウ、実現したイノベーションは、先進国市場でも活用でき、企業の成長、発展に大いにつながると説いている。

【「BOPビジネス」の大潮流を生んだベストセラー、さらに深い洞察と最新事例を加えた増補改訂版】

◆BOP市場から生まれる、世界規模のイノベーション――40億人のエネルギーが世界を変える◆

世界40億人の「BOP」、すなわち経済ピラミッドの底辺(ボトム・オブ・ピラミッド)に位置する貧困層。一日2ドル未満で生活するこの層の人々を、我々はビジネスの相手として無視してはいないだろうか? しかし彼らにも多様なニーズがあり、消費や所得向上への飽くなき意欲がある。先進国市場の常識にとらわれず、BOP市場に合わせたアプローチをとれば、我々は「貧困層」を「顧客」に変え、巨大な市場を生み出せる。そして貧困削減にも多大な貢献ができるのだ。

――2004年の初版刊行以来、著者のこうした主張は多方面から絶大な支持を得て、BOP市場開拓の動きを世界中で生み出してきた。いまやBOPは巨大市場というだけでなく、全世界に波及するイノベーションのプラットフォームと見なされている。また、ビジネスだけでなく、企業の社会的責任、開発支援、公共政策、非営利セクター、持続可能性といった分野でも、BOPへの関心は顕著に高まっている。

増補改訂版となる本書では、ますます加速するBOP市場の最新動向を踏まえ、新たな章や事例、各界リーダーからの寄稿を追加。骨太の理論と豊富なケーススタディを通して、動き始めた巨大市場の実状と、ビジネスと企業、そしてグローバル経済の未来が見えてくる。(付録のCD-ROMにはケーススタディの関連映像を収録)

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