自分にとって大きな課題だと気づいているのだが
理屈のない批判や、理屈のない仕事の仕方に許容力がない
平たく言うと、
やりたくないならやらなきゃいい、俺はもう知らん
やりたきゃ勝手にやればいい、俺はもう知らん
となりやすい、我慢ができないのだ
良い意味でいえば、自分の意見を持てるようになり
当事者意識、信念を持って仕事に取り組んでいるからこそそうなるのだが
現実問題、ぶつかるよりも目指す方向に並走できるように促せるようにならないと
これ以上の自分の成長を見込めない
自分はこういう問題に対して自己啓発的な解決策を探すのは性に合わないので
理屈で傾向と対策を理解して、腹落ちさせておきたい
そうすれば、冷静に対処できる気がする
今月のDIAMONDハーバード・ビジネス・レビューは
あまり読む記事がないなと思っていたんだが
ふと気休めにパラパラ見てたらタイトルの記事が載っていた
たぶん調査対象が米系企業っぽいのでちょっとコンテクストが違う感じもするし、
当たり前の事ばっかじゃねーかという話なんだが、
この悩んでいるタイミングでこの記事に出会った自分への忠告として
学ぶべきエッセンスを簡単にまとめておく
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2011年 01月号 [雑誌] ダイヤモンド社 2010-12-10 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
[アーティクルの背景]
我々の認識
- 明快かつ論理的に説明する事が重要
現実問題
- 説明する相手は生身の人間
(不安を抱く、意見が違う、自分の立場に影響がでるかもとひるむ)
- 新しいアイデアにはまず疑ってかかる
素晴らしいアイデアを実現するために人々を巻き込むことは、そもそも人間の問題
すなわち「ライフスキル」(日常の問題に効果的、建設的に対処する能力)
みんなアイデアや戦略を見出すことに関心が向いているが、
これらを実現するために必要なサポートを得ることは全く別の話
"決断"するという事は人間性やグループダイナミクスといった
あいまいな世界からは逃げられない
ビジネススクールにおいても
・問題を解決するためにアイデアを生み出す
・そのアイデアを検討し、議論し、みんなの理解を得、支持を取り付け、
推し進め、成功させるための方法を考える
この二つの時間は8対2ぐらいの割合になってしまってる
[反対者や批判者を巻き込むテクニック]
著者らの調査では、誰よりも効率的に支持を取り付けた人は
・抵抗勢力を"無視する"
というようなずる賢い戦略を実践していない
むしろ真逆のやり方
・抵抗勢力を"抱き込む"
で成功している
批判された場合の対策はシンプルだが直観に反するものである
我々の直観
- データや理屈でみんなを説き伏せ、攻撃してくる奴は、
脅威にならないようIQの力で打ちまかす
実際の有能な人
- 弾丸のように言葉を浴びせたりしない
相手に敬意を払い、単純明快で常識的に対応する
たいていの人にとって
偏っていると思う相手に敬意を払うのは簡単なことではない
(個人的にはこれがかなり当てはまるし自分も偏ってる)
人間の動機(批判の動機)は多種多様でなので、
裏を読んだりしても無意味
敬意の対極は反撃
周囲は相手の攻撃が不当なものだとしても
反撃する人間を見て、相手側に同情してしまうかもしれない
だからこそ、
敵を引き入れ、あえて批判させ、反撃はしない
もっと高い次元にたって
すぐれた指導者としての印象を与える
有利な立場に回れば
人々はアイデアに共感し、話に耳を傾け、感情面でも近づいてくる
[批判への対処]
場当たり的な対応はダメ
成功の決め手は適切かつシンプルで、常識的な下準備
掲載されているアイデア潰しの24の質問リストに目を通し、
想定される攻撃と対応について事前に自問(もしくは支持者とブレスト)しておく
[偉大なリーダーたちは物語を語る]
偉大なリーダーに共通する特徴の一つ
単純明快なコミュニケーションという才能
このようなコミュニケーションとは、
・やさしく噛み砕く
というものではなく、
・みんなに問題を理解させるいちばんの方法を見つけさせる
というもの
この段落の内容については
先日ゼミで勉強したこっちの記事:Storytelling That Moves Peopleの方が参考になる
何はともあれ、
正直気に入らないが、感情コントロールをする術を学ぼう
それが自分のビジネスパーソンとしての質を高めるのだから
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