2012年4月11日水曜日

抽象のはしご

最近読む本がなかったので、
ずいぶん昔に買ったドラッカーの本
ドラッカー名著集1 経営者の条件
を読んだ。

当時は全く興味が持てずに読み切るのをあきらめたのに、いつの間にか、理解ができるようになっていた。


ちょっと前に上司だった方から聞いていた抽象のはしご。

抽象度をぐっと上げてみたり、
下げてみたり。




今、自分はどの抽象水準で考えているのかな、
とぐっと引いた目で見てみたり、
この議論はどの抽象水準だな、
と抽象水準に合わせて議論しながら、議論をコントロールしたり。

そんな抽象のはしごを上ったり、下りたりしながら、
物事を捉えてみると、
課題に対する適切な解が見つかったり、
ファシリテーションがうまくいったり。

そんな抽象のはしごで言うと、
当時はずっと下の方でこの本を読んでいたんだなと。
だから、理解はできても面白くない、
絵空事として捉えてしまっていたんだなと。

いろんな業務を経験して、ずっと学び続けて、
ちょっとだけ、マネジメント層に近い考え方、捉え方ができるようになって。
そろそろ、組織人としての自分の役割なんてモノを考え始めたからこそ、
ドラッカー先生が言っている事がわかるようになってきたのかもしれない。

実はもしドラは読んでいないのですが、
良くも悪くも、簡単に理解せずにちゃんとじっくりと
自分が本編で理解できるようになるのを待ちながら
一つ一つ読んでいければいいのかなと思ってます。


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