最近読む本がなかったので、
ずいぶん昔に買ったドラッカーの本
「ドラッカー名著集1 経営者の条件」
を読んだ。
当時は全く興味が持てずに読み切るのをあきらめたのに、いつの間にか、理解ができるようになっていた。
ちょっと前に上司だった方から聞いていた抽象のはしご。
抽象度をぐっと上げてみたり、
下げてみたり。
今、自分はどの抽象水準で考えているのかな、
とぐっと引いた目で見てみたり、
この議論はどの抽象水準だな、
と抽象水準に合わせて議論しながら、議論をコントロールしたり。
そんな抽象のはしごを上ったり、下りたりしながら、
物事を捉えてみると、
課題に対する適切な解が見つかったり、
ファシリテーションがうまくいったり。
そんな抽象のはしごで言うと、
当時はずっと下の方でこの本を読んでいたんだなと。
だから、理解はできても面白くない、
絵空事として捉えてしまっていたんだなと。
いろんな業務を経験して、ずっと学び続けて、
ちょっとだけ、マネジメント層に近い考え方、捉え方ができるようになって。
そろそろ、組織人としての自分の役割なんてモノを考え始めたからこそ、
ドラッカー先生が言っている事がわかるようになってきたのかもしれない。
実はもしドラは読んでいないのですが、
良くも悪くも、簡単に理解せずにちゃんとじっくりと
自分が本編で理解できるようになるのを待ちながら
一つ一つ読んでいければいいのかなと思ってます。
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