ある問題があった場合、
複雑性と不確実性にわけて考える
この整理論は経営センスの論理で紹介された考え方
意外とこれが役に立つ
仕事をしていて少し重い仕事だなと感じる時がある
そんな時
複雑性が高くて重く感じてるんだろうか、
それとも
不確実性が高くて重く感じてるんだろうか
そう自分に問いかけてみる
複雑性が高い問題というのは、実はそれほど大した仕事じゃない
一つ一つの事象、問題は単純で、
それが重なり合って絡み合っているように見えるから
なんだか複雑で重く感じているだけだからだ
こんな問題は、一つ一つ大した問題じゃないものを片付けていくだけ
つまりやれば終わり、なのだ
逆に不確実性が高い仕事の場合、
これはちょっとやっかい。
不確実性が高い仕事というのは、
まずもって解決策が思い浮かぶまでに時間がかかる
そして解決策が思い浮かんだとしてもそれがあってるかどうかがわからない
だから不安になる
でも、逆に考えてみれば
そんな不確実性の高い課題を乗り越えるってのは
わくわくするような仕事である場合が多いし
それを乗り越えれば何か大きな価値を生み出せる事が多い
そう考えれば不確実性の高い仕事の重さは
やりがいの大きさに変わる
こうやって複雑性と不確実性の考えを持っていると
仕事ってだいたいそんなに重いもんじゃない、ってことに気がつく
念のため
不確実性の高い仕事をやりがいだと思えない人のために補足を
不確実性が高いときにしなければいけない事って実は意外と単純
何が不確実なのかをリストアップする事
リストアップされた不確実な何かから不確実性を取り除く、
つまり起こりえる事象を洗い出して、その確度がどのくらいか調べるだけ
ただ、それだけなんだよね
確度がどのくらいか調べるには、仮説、検証という方法もあるし、
ある程度似た事例から推計したっていい
要は自分がこんな感じかな、と思えて
判断ができるぐらい頭を使って考えれればそれでいいんだ、
わからないものは誰にもわからない、
だから誰よりも自分が一番考えた、そう思えるだけ調べて、考えていれば
誰に突っ込まれても自信を持って回答できるし
自分を信じて業務に落とし込める
こんな単純な事を意識するだけで
重たーい仕事がなんともなくなる
という話でした
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関連書籍
経営センスの論理 - 楠木 建