2010年9月22日水曜日

Yahoo! モバゲーの狙い

ヤフーとディー・エヌ・エーが
PC上でソーシャルゲームプラットフォーム

"Yahoo!モバゲー"

のベータ版サービスの提供を開始したらしい

もともと携帯電話の領域では提携していたこともあり、
順当な流れといえば順当な流れ

でもこのサービスの開始は双方にどんな狙いがあるんだろうか

以下の一文を見れば、その狙いは透けて見える
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 「Yahoo!モバゲー」の利用には
「Yahoo!JAPAN ID」の取得と「モバゲータウン」への登録が必要になる。
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モバイルとSNSがめっぽう弱いYahoo!
モバイルは強いがPCが弱いモバゲー

デバイス特性、コンテンツ特性から
若干年齢層の高いユーザーに強いYahoo!
若年層に強いモバゲー

もちろん一部重複するユーザーもいるだろうが、
実際には双方のユーザーはかぶってないことが多いだろう
(もちろんYahoo!を使ったことはあるだろうが、
ここでのユーザとはIDを持つユーザーの事を言っている)

結局、今回のサービス開始の狙いは、
お互いのユーザー基盤を共有しあうことにあるんだと思う

Yahoo!の狙いは
単純にゲームというキラーコンテンツを用意したい、
だけどお金はかけたくない、だから提携で安く抑えよう

なんてそんな甘いもんじゃないと思う
(だとしたらID連携する必要ないし)

モバゲーも一緒で、
集客にお金をかけれない、だから提携で安く抑えよう

だけじゃなくて、
Yahoo!というPC上では圧倒的なユーザー数を誇るメディアの
ユーザー基盤をごっそりコピーしてしまいたい


ユーザーIDさえ抑えてしまえば、
ユーザーの行動を把握しやすくなるし
今後のビジネスの展開もかなり広がるのだから
まずはその入り口を作りました

そんな感じだろう

----2010/10/4追記----
以下のブログにまともな分析が掲載されていた
これをぱくったわけではないが、自分が言いたい事がもっと的確に書かれている
Yahooとモバゲーの強者連合,そのインパクトと背景にある競争戦略を読む

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