プラットフォーム戦略 平野 敦士 カール アンドレイ・ハギウ 東洋経済新報社 2010-07-30 売り上げランキング : 2581 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
最近よく耳にするプラットフォーム戦略という言葉
WBSでもプラットフォーム戦略の特集が組まれましたね
自社のビジネスはいわゆるツーサイドプラットフォームビジネスで、
実際にはこういったビジネスを体系的にまとめた本を
あまり見たことがないし、どんなもんだろうかと期待して読んだ
うまくまとまってはいるし、
実際の仕事でプラットフォームビジネスに関わっていない人には
ちょうどいいレベル感だと思います
正直おばかな僕は学生のころ、
フリーペーパーがなんで無料なのか意味わからなかったし
そういうレベル感で読むと楽しく読める
でも、内容自体に新しいことはないし深くもない
自分の情報・知識を整理する意味ではいいかも
若干違和感があるのが、
すべてユーザー側をひきつける事が一番大切!になっているように感じるところ
それって需給バランスの問題なんじゃないかって思うんだよね
プラットフォームとしての仕組みが供給過多で
ユーザー側に選択肢がある場合はユーザーを引き付けることが大切かもしれないけど
いつでもそれが正解とは限らないと思う
例えばまっとうなSNSがMixiしかなかった頃なら
何もしなくてもみんなMixiに参加したがってたわけだし
参入する環境によっては、そこへの投資の優先順位は下がると思う
あと、事例が結局ほとんどネット媒体なんだよな
最初の方に「ネット媒体だけじゃないぞ」と期待をあおったのに
事例がネットばっかなのでげんなり
一応こういう業界に興味がある人は一度読むといいかもしれない
僕自身は、研究テーマをプラットフォームのグローバル戦略に
したいと考えているので、本の中に出ている参考文献の論文を
読んでみようかなと思っている
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